説明能力は実は磨くもの
○東京五輪を招致に導いたプレゼンテーションのスペシャリストが言うには
日本人の魅力は「日本のつつましい、控えめな点はとても魅力的だった。
しかし、都市を売り込む、という場面で控えめであるのは逆にマイナスで、より能動的、積極的になることが求められる」(東洋新聞:プレゼン界のカリスマ、ニック・バーリー氏取材より)。
つまり、日本古来の美徳とされてきた点が、プレゼンテーション(説明)の場面においてマイナスとなっていると氏は言うのである。
放漫でなくポジティブで積極的に自分をアピールすること。これが必要だそうだ。
これを聞くと、それは特別な人だからとか、年だからと言ってしまう人もいるでしょう。
取材では、イギリスの首相マーガレットサッチャーさんを引き合いに出し、
彼女は50歳からプレゼンを学び、最初は声が小さく、かすれていたが場数を踏み練習を積み重ね効果的なプレゼンテーション(説明)を手に入れたと書いている。
「プレゼンテーション(説明する力)能力は自転車に乗るようなものだと」と例えられる。
それは、最初は自転車にのり、こぎだしてすぐ転んでしまう、誰かに後ろを支えてもらい、
少しづつ距離を伸ばし、いずれ自分の力で走ることができるようになる。○○ちゃんが自転車にのったから私も乗りたい。
そんな興味から始めることが多いが、プレゼンも同じである。
最初は下手でも、練習を重ねることで人を感動させることができるようになるのである。
○何故プレゼンテーション(説明)が必要なの?
あなたが初めての物を買う場合、何か理由をつけて買っていませんか?
- 「安かったから」
- 「あの人が良いって言ったから」
- 「信頼できそうだから」
- 「あの人が持っているから」
そうです、他と比べたり、人に紹介されたりしたから。買う。
たとえば「バッグ」や「靴」を買う場合誰かに紹介され、その時自分の頭の中で使っている未来を思い描いているのです。
バッグや靴が人からみたらどうだろう?
どうです、「ワクワク」ですね。
これが感情をゆすられている瞬間。
『人は感情で物を買い、論理で正当化する』と言われている。
整体師も同じです。また来ていただく(リピート)ために感情に訴えかけるにはプレゼンテーションが必要。
では、
○何故リピートしていただく必要があるのか
繁盛しているお店のお客様の7割から8割近くはリピーターのお客様が支えているのです。
お店を知っていただくためには広告もしなければならない。
最初は広告費を払って来ていただくが2回目、3回目は広告費が掛からない。だから利益が膨らむ。
つまり、リピーターのお客様を増やすことは、利益を増やすことに繋がる。
○ではどういう説明の仕方がリピートに繋がるの
繁盛しているお店のお客様の7割から8割近くはリピーターのお客様が支えているのです。
地元八王子の高尾山を歩いていると、こんな看板に出くわした。
- 「不妄語」正直に話そう
- 「不語」よく考えて話をしよう
- 「不両語」思いやりのある言葉を使おう
- 「不悪口:優しい言葉を使おう
相手のこと、年齢性別。たとえばお年寄りならゆっくり簡単な言葉を選んで低いトーンでなど。
つい、急いでいる時など早口で自分の頭の中では分かる単語ですが、専門用語や外来語、使っていませんか?
つい、自分は偉いんだという風なつもりで相手の分からない言葉使っていませんか?
それでは、相手は納得できません。
ちょっと振り返ってみてください。
OKANSHA整体スクールではそんなちょっとした説明の仕方も授業でお伝えしています。