東洋医学での病気の考え方
○発症原因
古くから東洋医学では病気が発生する原因として内因つまり体を一つのメカニズムと考えたとき体の『内面』である精神面が原因で発症するもの。 『外因』と言われる自然環境の変化に起因するものに加え『人工的外因』、生活習慣による『不内外因』があります。
○内面が原因となるもの
病は気からといわれるように7情「喜、怒、哀、懼(く)、愛、悪、欲」が度が過ぎるとストレスとなり病気を引き起こすと言われています。 人によりこのストレスを自覚している人・していない人がいることが問題なのです。 テストの前にお腹が痛くなる場合、これは自覚しているひとです。過度の考え事や緊張は病気の原因になります。適度に気分転換でストレスを コントロールするようにしましょう。
○外因が原因となるもの
六因と言われる「風・寒・湿・暑・燥・火」の変化にともなうことで肉体へ影響を及ぼすとされています。 自然環境も過度がすぎる、たとえば日照りや高温障害、日照不足が体調に悪影響を及ぼすとされています。 前線の影響により関節痛になったりする話など聞いたことあるのではないでしょうか。
○人工的外因となるもの
エアコンによる空気の乾燥は身体に負荷をかけることになります。
○不内外因となるもの
不規則な生活・暴飲暴食・偏食・不規則な食事・食品添加物・睡眠不足・運動不足などによるものがあり、 ファーストフードやコンビニでの食事は塩分が多く胃腸に負担をかけ、睡眠不足・目の酷使は肝臓のバランスを崩す原因に。 このように様々な原因から起こる病気についての原因特定には、その人の生活習慣、精神環境、身体の環境など総合的に考慮する必要があります。